第75回を迎えた2022年のくすのき祭の門は「タンディン教会」。ベトナムのホーチミン市
にあり、フランス統治時代の1870~76年に建設されたものという。班長の吉崎君(2年)によると、選んだ理由は「高さがある」からだという。設計では最上部まで10mの予定とか。高さがあれば、その分、構造もしっかりしたものが求められるし、高所での作業も慎重を要する。また新しい挑戦になりそうだ。
- 7/20 夏休み初日 土台は前日から組み始めた。
- この日に柱の立ち上げも
- 7/25 くすのきの下で作業は進む
- 8/3 四隅は全ての個所で補強されている。
- 中央通路の脇にあたる部分は枠組みを連ねる。2×4の仕組か。これもすべて四隅に補強材。
- 8/8 袖の部分を積み上げ、3階部分も組み立てた。
- 8/20 お盆過ぎに脇の窓部分を取り付け始める。今年の色はピンクが基調
- 3階部分の上にのせる尖塔部分。壁面は紙コップの底をくりぬいて貼り付ける。
- 8/29 くすのき祭開幕まで5日
- まだまだ細かい作業が続く
- 8/31 時計が付き、ここにお決まりの校章を入れる。
- 9/2 くすのきの枝をよけるように尖塔部を載せた。くすのき祭前日だ……
- 表側はなんとかなってきたが、
- 裏側はまだまだ。
- 9/3 とにもかくにもくすのき祭1日目を迎えた。
- この細部にも門班のこだわりが。
- くすのき祭来訪者はまずこの門をくぐる。
- 門の中。ここでも目を楽しませてくれる。
- 9/4 1日目公開終了後、未完成部分を徹夜で補修。「タンディン教会」ここに完成。
- 9/5 くすのき祭が終わって翌日には解体が始まる。はかないMON。
文化祭が終わって再び吉崎君に話を聞いた。
-振り返って、出来栄えに対する自己評価は?
A:細かい部分へのこだわり(前面の窓の装飾!)、奥行を出して立体感をもたせる、高さも含めて昔の門の大きさを回復するなど、当初描いた構想は実現できた。
-来校者の反応は?
A:いい感じだった。
-反省点は?
A:細かいところにこだわりすぎた分、時間がかかってしまった。
来年の門班は、またどんな門を見せてくれるのだろうか。英気を養って挑んでほしい。