陸上競技部OB会(会長 長坂勲10回卒)は、東日本大震災に対して、目に見える支援活動を行うとの目的から、予てから交流のあった宮城県石巻高校を応援するため、OB会員に募り、集まった676,000円から通信費などを引いた義援金を石巻高校お伺いし須藤校長へ長坂OB会長から直接お渡しした。
地震発生時は授業中、全員を校庭に集め安全を確認するうち、3,000名を越す住民が集まってくる中、津波が襲ってきたそうだ。
20m程の高台にある石巻高校の建物は被害を免れたが、学校を休んでいた生徒1名が行方不明、生徒教員14名が家を失った。
高校はそのまま避難所となり、お伺いした時(6月)も避難者が居られました。
石巻高校校長室にて 須藤校長 在仙石髙会関係者
川高陸上競技部OB 日和山公園に張られたありがとうの横断幕
石ヶ森章太郎漫画館(左端のドーム) 市立病院(中央)のみ残る被災地
の建物のみ残る被災地
後日、石巻高校須藤校長より、ご丁寧な礼状をいただきました。一部抜粋して紹介します。
石巻の町も当地区各校も、復校に向け手探りではありますが、本当にゆっくりと一歩ずつ歩み始めております。本校もおかげさまをもちまして、4月21日に始業式・入学式を終え本格的な授業再開を致し、いろいろな問題を一つずつ解決し現在に至るまで教育活動を進めております。・・(略)・・今回、埼玉県立川越高等学校陸上競技部OB会の皆様から賜りましたお心のこもった多額の義援金はとてもありがたく、かつ、生徒・教職員一同に勇気を与えていただくものでございました。心より感謝申し上げます。励ましのお心を我々の力に変え、息長く頑張ってまいりたいと思っております。・・(略)今後とも、見守りいただければ幸いと存じます。・・・以下略 宮城県石巻高等学校校長 須藤 亨