門班の活動もいよいよ八月に入り、緻密な作業を重ねる。
できあがった後の全体の姿を想い描きながら、細部にわたり緻密な作業を追い求めていく。
完成するのはいつか、最後まで手を緩めることはない。完成が終わりではない。
くすのき祭でのおもてなしを終えると、翌日にはその威容を示す門は姿を消す。
花火は打ち上げたあとも、その消え入る姿に美を見いだす。
門班の仕事は花火師の仕事に似ている。そのプロセスをご覧いただきたい。
門班の夏の制帽はヘルメットである