くすのき門ーいよいよ完成へー

/くすのき祭へどうぞおこしください

くすのき祭においでになる方は少し回り道をされても風情がある。蔵の立ち並ぶ一番街から、右の鐘つき通りへ入る。時の鐘の鐘楼を仰ぎ見たのち、道なりにゆるり歩みだす。しばらくすると誰しもがきっと振り返り見る。見返り鐘の謂れだ。時の鐘を背にしてまっつぐいけば、なだらかな坂道のとっつきに視界に飛び込んでくるものがある。あたりとは少しく色合いの異なる造形物がぽつんと見えてくる。しばらく遠近法を楽しみながら歩をすすめていくと、やがて目の前に立ちはだかるのは、他ならぬ「くすのき門」だ。門班の熱い思いが体現されている。

 

 

 

 

なだらかな坂道を行けばそこは「くすのき祭」(9月2~3日)。ぜひ足をお運び願いたい。

 

 

休息と語らい

 

 

 

完成はいつだろうと問いかけると、くすのき祭の朝にはと返す。門班の辞書には「事足る」という言葉がないのかもしれない。