札の辻を北に向かうと、蔵造りの町並みと、市役所に向かう通りが交錯する。
かつては城下町の中心として、高札場のあった場所である。札の辻という地名が散歩の足をとめる。
その四辻の角に、二つの彫像がある。街歩きをする旅人に少しばかり休息をもたらしてくれる。
手前が関根伸夫氏(高13回)の作 「札の辻モニュメント」。
その奥にあるのが橋本次郎氏(旧制川越中学35回)作 「日射し」である。
お時間があるとき、少し回り道をしていただき、足をとめていたでければ幸いである。
「札の辻モニュメント」 (関根伸夫氏作)
「日射し」 (橋本次郎氏作)
札の辻から市役所方面に向かうと、川越の地ゆかりの弓矢を携えた武士像が見えてくる。
橋本次郎氏作の 「太田道灌公像」である。
歩みを少し緩めてみると、通り過ぎていたものに気づくことがままある。
「太田道灌公像」 (橋本次郎氏作)
橋本次郎氏(1919~1997) 川越出身の彫刻家、東京学芸大学名誉教授。(旧制川越中学35回)
関根 伸夫氏(1942~) 現代美術家、「もの派」の彫刻家、多摩美大客員教授。(川越高校13回)