〇 4月18日(木)朝日新聞朝刊に川越三芳野神社が
市中心部で最古級との記事が掲載されてます。
市教委によれば、神社は江戸時代初期1624年創建とのこと。
この社は、童謡「とおりゃんせ」発祥の地として名だたることは無論のこと、
川越高校校歌第2番「社頭の梅と薫るなり」とうたわれる
謂れのある場所でもあります。
記事を添付します。
〇 郷土を愛した内田静馬氏(中22回)の木版画をご紹介します。
〇 申し上げるまでもありませんが、「伊勢物語 10段 たのむの雁」は見逃すわけにはまいりません。
- 昔、男、武蔵の国までまどひありきけり。さて、その国にある女をよばひけり。父はこと人にあはせむといひけるを、母なむあてなる人に心つけたりける。父はなほ人にて、母なむ藤原なりける。さてなむあてなる人にと思ひける。このむこがねによみおこせたりける。すむ所なむ入間の郡、みよし野の里なりける。
みよし野のたのむの雁もひたぶるに君がかたにぞよると鳴くなる
むこがね、返し、
わが方によると鳴くなるみよし野の たのむの雁をいつか忘れむ
となむ。人の国にても、なほかかることなむやまざりける。 ―
〇さて、本校では昼休みを終え、1時10分になると
午後の予鈴のチャイムが鳴ります。
耳を澄ますとその調べは聞き覚えのある曲となっています。
同窓の方は一瞬時間が止まり、郷愁の想いに駆られるかもしれません。
調べは校歌の最後のところ、歌詞でいえば
「入間の水の末長し」(1番)「社頭の梅と薫るなり」(2番)
「城址の月と輝かせ」(3番)の箇所です。
調べを聴いていると我知らず「社頭の梅と薫るなり」
と心の中で口ずさんでおりました。