祝 応援部史完成!
数年前より着手されていた「川越高等学校応援部史」がこの9月1日発刊となりました。
川越高校応援部の異色の活動は、それぞれの時代を過ごされたOB諸兄にとって「俺たちの時代」として心の中に浮かぶものはさまざまであろうかと思います。
語り継がれる応援部の歴史を、伝聞としてではなく、形あるものにするため、散逸している資料を整理し、多くのOB諸氏への聞き取り調査から図書館等での資料集めなど丁寧な作業を通じて、応援部の全貌が明らかとなる大作となりました。
拝読させていただきますと、旧制川越中学校時代から幾時代もの変遷を経て、今日ある川越高等学校応援部の姿へとつながっていく、その足跡を如実に見て取ることができます。
「応援部通史」から始まり、「伝統の系譜」として戦後の各年代ごとの写真を拝見しますと、その光輝と伝統を容易にたどることができます。
さらに「応援歌物語」の章に入りますと、歌い継がれた応援歌の由来やエピソード、さらには「ファンファーレ」「Winner川高」「BLAZING」さらには「ライトニングマーチ」の新曲作成に至るまでの、川越高校を支える熱い思いを知ることができます。応援部の方々の母校への思いが深く伝わってまいります。
OB諸氏のそれぞれの「俺たちの時代」の声があちらこちらから聞こえてくる思いがします。
遥か昔、不肖の同窓子は、川高応援部所属の気骨ある同窓生と、同じ大学のギリシャ語の授業で遭遇したことがありました。
聞けば「俺はギリシャ哲学をするのだ」と言って、書籍を手挟み構内に高下駄の音を心地よく響かせておりました。颯爽と歩いて行くジーンズ姿を今も思い出す次第です。卒業後、大手広告代理店で活躍されたとうかがっております。
古き良き時代の話ではあります。