第13回くすの木俳句大会は、平成26年8月30日の午後、高校セミナー室で開催されました。一般43名、現役学生409人が参加されました。
選者・松本旭氏、柴崎甲武信氏、本阿弥秀雄の選と当日参加者の互選により、総合順位で第一位:岡部つねを22点、第二位:関口幹雄19点、第3位:阿部昭子19点、第4位:柴崎甲武信18点、第5位:安倍衣世14点でした。
参加者の主な作品
法師蝉鳴き止むときは星生れる 松本 旭
大和路の大字小字小鳥来る 柴崎甲武信
秋風にかこまれ歩く運河かな 本阿弥秀雄
葡萄吸ふそこそこ雑事振り分け 松本 翠
母の日や好きな花持ち墓参かな 相田 旬
堂塔の見ゆる川辺や秋つばめ 穴澤光江
武蔵野の夕立馬の背分くるごと 阿部昭子
闇の滝ジャックナイフの白さかな 安倍衣世
大阿蘇の枯野にあをき雨の降る 有山光子
平家琵琶瞑れば耳朶に夏の潮 安斎和子
風死すやのっぺらぼうのをのこたち 市川英一
一管の闇裂くひびき薪能 今井松子
橋上の花火夜風を呼びにけり 江原 襄
梅雨空の白い悲しみゆでたまご 大嶋文昭
上州の初秋と出会ふいとこ会 大原絹子
汗拭ふ画廊の裸婦に睨まれて 岡部つねを